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2014-08-02

君に仕返しじゃい

迷路のような毎日こそがロックンロール。
暗闇の中にぽつんと光るそれは、音楽か、それともあの娘か、そんなことはわからないけれど、それこそまさに僕の思う本当のポップだ。
そして、君に会えるそんな日々のちょっとのノイズ。
こいつらがあれば、僕はそれなりになんとかやっていける。

よくよく昔のこと、しょうもなくいじめられていた頃のことや、好きになった女の子のこと、自分は何を思って、もしくはどれだけ何も考えず、しみったれた生活をしてきたのかということを、重ねて、よくよく考えるようになった。
別にもうこのまま死んでしまってもとくに後悔はないなんて考えたりもするけれど、やっぱりまだ死にたくないな。まだ会いたい人がいるし、作ってみたい音楽もあるし、観たい映画や読みたい漫画、聴きたい音楽がある。ノイズアンドポップ、生は虚なり。

昔好きだった女の子、付き合っていた女の子は元気かな、なんて最近思い始めるようになった。
昔の彼女からときたま連絡がきても一切連絡を返していなかったし、これからもたぶん連絡がきても返さないんだと思うけど、なんでかそんなことをふと考えてしまう瞬間がなんだかとても新鮮で、どうしちゃったかな俺なんて思う。
ずっと一緒にいようねなんて言ってくれたとき、何もいえなかったあの娘は元気だろうか。
また、誰かに同じことを言っているのかな。ずっと一緒にいてくれる人が現れてくれたらいいねと心から思っているよ。
あの時何か言うことができたら、僕の生活も少しは変わっていたのだろうか。
みんなそれぞれに、なんとなく、なるようになりながら生きているんだろうね。

なにかが終わる瞬間をはじまりとは思えないんだけど、何かがはじまる瞬間は、どことなく終わりっぽい。
はじまりがはじまってしまった瞬間に全部終わって、あとはおまけみたいな感覚。
なにがはじまりでなにが終わりなのか、そんなことはちっともわからないからわりと適当なこと言っているんですけど、なんとなくわかるよね。
みんな、はじまりの終わりと終わりの終わりを延々と繰り返し続けているんだと、僕は思います。
昔買ったweezerのblue album、CD屋で買った瞬間からはじまり、家に帰り、封をあけ、プレイヤーにセットし、my name is jonasのイントロが流れ始めた瞬間、僕のすべては終わったのかもしれない。
あの娘に出会って、恋に落ちて、いつの間にか何かがはじまっていて、そして僕らがはじめて手を繋いだ瞬間、実は僕たちの物語は終わっているのかもしれない。
倉内太さんの「なんども繰り返してそうなる」というワンフレーズが僕は大好きだ。
でも僕は、「なんども繰り返して、なんにもならねえ」なんて思っちゃっている。
なんにもならないことが愛おしく思えることもあるってことだ。
僕らは今までもこれからも、なんにもない!しょうもない!
生きてるだけで、少しハッピー。

というわけで、8月8日、ROLL発売記念ワンマン「Revenging Our Low Life」やります。
ある4人と、ある5人、合計7人で紡いだひとつのバンドの終わりか、はじまりか、わからん。
「ごーいんぐぜろ」という新曲を書いた。タイトルは変わるかも。
ワンマンに聴きにきてくださいね。
へんてこで、ちょっとキラキラしていて、かわいい曲です。


『ごーいんぐぜろ』
眠れないよね 嘘ばかりの夜は
こんがらがっちゃうね 白も黒もないね
クライマックスをエンドレスリピート
泣かなくていいぜ ちゃんとそばにいるぜ

デイリー ウィークリー マンスリー
君に頬擦り
迷路のような毎日こそがロックンロール

ジャズコの味 あの娘にキス
マーシャルの洪水 サウンドの香水
shall we danceでブリリアントだぜ
やんなっちゃうぜ君の可愛さ

夢で逢えたら 優しくしちゃうね
そっぽ向いたって 引っ張ってキスするんだ
Revenging my low life 君に仕返し
ブルーノ・ガンツみたいに綺麗じゃないし

サンデー マンデー チュースデー
愛し合うのなんで?
暗闇に光るそれこそがホントのポップ
全部ぶちまけよう
裸になったっていいような
そんな恋に焦がれてよ

ねえ抱きしめるよ
君の前髪が伸びた頃一緒に出掛けよう
壊さないように優しく抱きしめるなんてそんなのやめてよ
いつでもねえ狂っちゃいそうだよ
連れ去っちゃうよ 困らせちゃうよ
君が好きだもん
涙のぶんだけ弱い僕でもね
君に頬寄せれば熱くなれるの

ツインテールは君のもんだぜ魔法にかけてよその両手で
いつも君のこと環七沿いで待ってる

グッバイなんて嫌いだね
忘れないぜ
君に会えるそんな日々にちょっとのノイズ
好きと君が言うほど孤独になってしまうよ
僕を全部飲み干してよ

ねえ抱きしめるよ
君の前髪が伸びた頃一緒に出掛けよう
壊さないように優しく抱きしめるなんてそんなのやめてよ
Revenging for youで狂っちゃいそうだよ
連れ去っちゃうよ 困らせちゃうよ
君が好きだもん
涙のぶんだけ弱い僕でもね
君に頬寄せれば熱くなれるの

君の瞳が潤んだら
恋する乙女の命は短い
悲しい言葉じゃ終わりにできない
ゼロでもいいから一緒にいたい

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